アニメーション特論
大学院で、高橋良輔教授の「アニメーション特論」という授業を取っている。
高橋先生は、手塚治虫の虫プロやガンダムで有名なサンライズで数々の作品に携わったアニメーション作品の監督・演出・脚本家だ。
ロボットアニメ「装甲騎兵ボトムズ」の監督といえばピンと来る人もいるかもしれない。
つまり、日本アニメーションの歴史のど真ん中にいらっしゃる方で、その先生が語るアニメーションの歴史が、最高に面白い。
日本のテレビアニメの歴史は、1963年の「鉄腕アトム」で始まる。
つまり、漫画原作のロボットアニメで始まった。
国民的番組となった鉄腕アトムは、ロボットモノという軸を作り、以降マジンガーZや宇宙戦艦ヤマト、機動戦士ガンダム、新世紀エヴァンゲリオンなどにつながっていった。
2019年現在、アニメは週に270作品以上が放送されていて、日本を代表する文化にまで発展した。
アニメ作品を作るにあたり、子どものものだったアニメーションを、日本の文化となった「アニメ」に押し上げたモノは何なのか。
そこには、いろいろな発想の転換や多くの人々の努力が隠されている。
といった内容を、なんと生徒2人で教わっている。
次回は、「あしたのジョー」をより深く掘り下げる予定だ。
とても楽しみだ。