My Revolution
実は、音楽との関係は近い。
弟はイギリスの有名な音楽スタジオで営業しているし、妻もアーティストだし。
僕自身は、楽器ができるわけでも、歌がうまいわけでもないけれども、音楽がないと生きていけない。
仕事で記事を書いている間も、ズーーーーっと音楽が鳴っている。
最近は、エド・シーランにはまっている。
とはいえ、好きなだけで、マニアじゃない。
来日したら絶対ライブには行きたいけれども、曲名は有名な曲しかわからない。
それくらいだ。
でも、今、エド・シーランの曲がないと、物足りない。
なんだろうね。
波長が合うんじゃないかと思う。
そういや、最近のテーマソング、決めてないな。
僕は、中学2年の時に音楽に出会った。
当時は、マイケルのスリラーが爆発的な人気で。
マドンナもいたし、ブルーススプリングスティーンもいたし。
デュラン・デュランにカルチャークラブ。
洋楽を聞いてるだけで、世界の最先端を行っている気分になれたよね。
僕は、デュラン・デュラン派だった。
少しねじれた音が、そそられた。
それを好きな自分が好きだった。
当時、僕はいじめられていたと思う。
今になって考えるとね。
僕のカンのペンケースに、整髪料のジェル塗りたくられたり。
消しゴム破壊されたり。
家に帰れと言われたり。
殴られたりとかはなかったけど、嫌われてはいたよね。
そんな空気の中で、「こんなこと一生は続かない。何も感じるな」と自分に言い聞かせてた。
だから、高校はどうしても地元は嫌だった。
この空気の延長上にはいたくなかった。
そんな自分を奮い立たせてくれたのは、音楽だった。
渡辺美里の「My Revolution」。
やっと買ってもらったコンボ(合体ロボみたいなラジカセのこと)についてた、ポータブルカセットプレイヤーをどこに行くにも持っていって、FMラジオから録音したこの曲を鼓膜に書き写すように聞いた。
大嫌いな自分を変えたかった。
ビクビクしている自分が嫌だった。
自分が変われば世界が変わるんだよ。
そう教えてくれているような気がした。
これが、僕の最初のテーマソング。